変異を何度も繰り返し、今だ収束する気配を見せない新型コロナウイルスですが、どの変異種であってもいち早く見つけてこれ以上の感染を広げないようにすることが何よりも重要です。
そのために役立つアイテムとして活用されているのが、自宅で手軽に新型コロナウイルス感染の有無をチェックできる『抗原検査キット』。
ここでは、承認販売されている新型コロナウイルス抗原検査キット(承認済み抗原検査キット)について理解しておくべき注意点をタイミング別に解説していきます。
『承認済み抗原検査キット』の注意点①購入時
承認販売されている『抗原検査キット』の注意点はいくつかあります。
まず購入時の注意点として、
- 薬局の営業時間、薬剤師がいる時にしか購入できない
- すぐには購入できない(購入前に使用に関する説明を受ける必要がある)
- 適切な使用・判定後の行動に同意する書面に署名する必要がある
の3点が挙げられます。
『承認済み抗原検査キット』だからといって、『研究用抗原検査キット』よりも割高になることはありませんが、購入に際して時間と手間が掛かることを理解しておきましょう。
上記の3点を面倒に思われるかもしれません。
が、逆に考えれば、専門家(プロ)に正しい使い方や判定後の適切な行動や対応について直にレクチャーを受けられる・わからないことについてその場で教えてもらえるのは、不安な時だからこそありがたいこと。
「もしも」の時に備えて、『承認済み抗原検査キット』購入時にしっかり聞いておくようにしましょう。
『承認済み抗原検査キット』の注意点②使用時
『承認済み抗原検査キット』を実際に使う時にも注意点があります。
- 取扱説明書を読み直し、正しい方法で検査を行うこと
- 正しい状況・タイミングで使うこと
『承認済み抗原検査キット』について、購入時に薬剤師による説明を受けていますが、使用時には取扱説明書を再度読み直し正しく使うようにしましょう。
ただ、『抗原検査キット』は『承認済み』であっても1,000~10,000個のウイルスで検知が可能となり、10~100個程度のウイルスで検知が可能となるPCR検査と比べると精度は落ちます。つまり、検査をするタイミングによっては『陽性』(感染している)なのに『陰性』と出る『偽陰性』となってしまうことも十分考えられます。
そのため、新型コロナウイルス感染を疑うような症状が出ていて『陰性』と出た場合は、一度で済ませずに時間をおいて再度検査を行うようにしましょう。
また、出張や旅行、人と会う前の検査として検査を行う場合も、『陰性』と出ても安心せずに徹底した感染症対策を取り続けるようにしてください。
『承認済み抗原検査キット』の注意点③判定後の行動
『承認済み抗原検査キット』の判定後の注意点も理解しておきましょう。
- セルフチェック用として使用するもので診断はできない
- 検査結果に従い正しく行動する
国が認めた『承認済み抗原検査キット』ならば結果も正しいと過信するのは危険です。『承認済み抗原検査キット』はあくまでセルフチェック用として使用するものであり、その結果は診断にはなりません。診断には医療機関への受診が必要です。
検査結果で『陽性』と出た場合は、速やかにかかりつけ医など医療機関に連絡をしてその指示に従って行動しましょう。
『陰性』と出た場合も、上述の『偽陰性』の可能性もあるため、引き続き自分の体調をみながら、感染防止対策・再度の検査を行うようにしてください。
『承認済み抗原検査キット』が手に入らない場合
お住いの地域や状況によっては、国から使用を推奨されている『承認済み抗原検査キット』が購入できない場合や間に合わない場合もあることでしょう。
そんな時には、インターネット等で販売している高品質な『研究用抗原検査キット』を用意しておくと安心です。
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