自宅待機期間は14日→7日へ。濃厚接触者となった場合の対応

感染力の強いオミクロン株の感染拡大で、身近な人が新型コロナ陽性者となるケースが急増しています。
感染者の急増に伴い、その濃厚接触者数も増え、休職者の増加で休業・休店する企業が激増。さらに、医師や看護師にも感染者・濃厚接触者も増えてさらに医療がひっ迫している現場が増えています。
そのため、社会機能を維持する目的で濃厚接触者の自宅待機期間が2022年1月28日に変更されました。

そこでここでは、濃厚接触者となった場合、いつから自宅待機すればよいのか、期間とその間の対応について解説します。



自宅待機期間は14日→7日に。濃厚接触者となった場合の対応

以前は濃厚接触者の自宅待機期間は陽性者と接触したと思われる最終日を0日目として14日間(2週間)でした。
が、2022年1月14日には10日間、1月28日からは7日間へと短縮されています。

濃厚接触者となり自宅待機となった場合は、その期間中次のことを遵守するようにしましょう。

  • 1日2回の体温測定、健康状態の観察
  • 不要不急の外出自粛
  • 外出する場合は、感染予防策をしっかり行う
  • 公共交通機関の利用を控える
  • 出勤・登校・登園、福祉施設・デイサービス等の利用を控える

濃厚接触者となった場合は、抗原検査キット等も活用しながら体調をよくみるようにしてください。異変を感じた場合は速やかに医療機関等に連絡しましょう。
また、抗原検査キットで陰性と出たとしても楽観視は禁物。自分が新たな感染源とならないように心掛けて自粛期間中はおとなしく自宅待機するようにしましょう。

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7日間の自宅待機期間は例外あり

当初の14日間から7日間に短縮された濃厚接触者の自宅待機期間ですが、社会機能を維持するために職業・職種によってはさらに短縮されます。

まず、医療従事者(医師や看護師など直接医療行為をする資格者)は、毎日、抗原検査キットなどで陰性を確認すれば、濃厚接触者であっても初日から出勤することが可能です。

また、エッセンシャルワーカー(社会インフラに関係するような職業・仕事に携わっている方)は、自宅待機1~3日目は自宅待機、4日目・5日目に抗原検査キットで陰性を確認することができれば解除可能となっています。

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目
一般の方 待機 待機 待機 待機 待機 待機 待機 解除
医療従事者 陰性 陰性 陰性 陰性 陰性/解除 解除 解除 解除
エッセンシャルワーカー 待機 待機 待機 陰性 陰性/解除 解除 解除 解除

※陽性者と接触したと思われる最終日を0日目とする

ただし、同居している家族が陽性となった場合、最終接触日の考え方が自治体や保健所によって異なることがあるので注意が必要です。濃厚接触者の自宅待機期間がどうなるかについてお住まいの地域の自治体の方針を確認しておきましょう。

濃厚接触者の濃厚接触者は?

気になるのが、「濃厚接触者」となった人の「濃厚接触者」になった場合です。

例えば、職場で陽性者となった人の「濃厚接触者」に自分がなった場合、同居家族はどうすればよいのでしょうか。

感染症法ではこの点についての取り決めはありませんが、「濃厚接触者」が自宅待機中・健康観察中に陽性となる可能性も高いため、慎重な対応が必要です。

家族が「濃厚接触者」となった場合は、その時点でその人と他の家族の食事や部屋やトイレを分ける・室内ではマスクを着用する・室内のアルコール消毒や換気、こまめに手洗いをするなど家族間の接触を極力避けて生活するようにしましょう。

また、市販の抗原検査キットを使って感染の有無を確認するなどしばらく様子を見、適切な対応を迅速にとれるようにしておくことが重要です。

オミクロン株は非常に感染力が強く、いつ感染してもおかしくありません。幸いなことに陽性とならずに「濃厚接触者」のまま自宅待機期間が終わったとしても、気を抜いてはいけません。その後も、マスク着用・手指消毒・三密回避など基本的な感染対策を継続しましょう。

 

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