新型コロナウイルスの変異株オミクロン株は、重症化するケースは少ないといえど強力な感染力で猛威をふるい続けています。
東京では2月に入ると新規感染者数は連日20,000人前後、2022年2月7日には病床使用率も55.6%と深刻な状況が続き、「ピークアウトはいつなのか」と不安を抱えながら暮らしている方も多いことでしょう。
そこで今回は、東京の新規感染者数とあわせて、東京のピークアウト予測について解説します。
ピークアウトは2月1日~9日?2月の東京の新規感染者数の遷移
東京のピークアウトについて、社会学者グループのAI予測では2月1日~9日としています。(CATs(キャッツ))
それをもとに2月に入ってからの東京の新規感染者数をみてみると、
- 2月1日(火曜日) 14,445人
- 2月2日(水曜日) 21,576人
- 2月3日(木曜日) 20,679人
- 2月4日(金曜日) 19,798人
- 2月5日(土曜日) 21,122人
- 2月6日(日曜日) 17,526人
- 2月7日(月曜日) 12,211人
となっており、たしかに2月2日~5日をピークに徐々に新規感染者数鈍化の傾向が見られています。(データ出典:東京新聞)
海外の事例:約3か月で波が収束
先にピークアウトしたとみられる他国の感染状況をみてみると、45日程度で新規感染者数が急増し、その後45日を掛けて急激に減少しているというデータが。
つまり約3ヶ月程度で波が収束しているという数字がでています。
これを日本に当てはめてみましょう。
新規感染者数が急増しはじめた12月下旬からスタートすると、日本では2月初旬頃にピークを迎え、3月ごろに収束することが予想されます。
日本のさまざまなグループの発表をみてみても、その多くが「2月上旬にピークに達した後、急速に低下して3月までにほぼ収束する」と予測しているものがほとんどではあります。
安心するのはまだ早い?徹底した感染症対策の継続を
実際、東京都の新規感染者数も予測通り少しずつ減少しているようにみえます。
が、単純にこれだけを見て「ピークアウト」とは言えないのが難しいところです。
風邪に似た症状が出るオミクロン株は、感染したことに気付きにくく、風邪と勘違いしている若年層も多いといわれています。
つまり、行政が把握していない感染者も市中に相当数おり、無意識に感染を広げている状態であることが考えられるため、発表された数字だけでは正確な東京都のピークのタイミングを判断しづらいのが現実です。
しかし、先が見えてくると安心するもの。
確実に減少傾向がみられるまで不安がぬぐえない日々が続きますが、引き続き、徹底した感染症対策を継続しましょう。
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