東京都民割『もっとTokyo』とは?利用資格・利用条件・注意点を徹底解説

コロナ禍の混乱が少しずつ落ち着きを見せる中、東京でも観光産業の早期回復を図るため、都民向けにスタートしたのが都内観光促進事業『もっとTokyo』です。

東京都に在住の都民がオトクに都内の旅行を気軽に楽しめる東京都民割『もっとTokyo』とはどんな内容なのか、また準備する証明書や注意点について解説します。



都内観光促進事業『もっとTokyo』とは?

東京スカイツリー特別ライティング

『もっとTokyo』は、対象期間(令和4年9月1日12時~令和4年9月30日)中に、都民が都内を旅行する際に補助を受けられるという東京都オリジナルの観光促進事業です。

具体的には、条件を満たした都民の1人1泊につき6,000円以上で5,000円割引日帰り旅行商品は1人1回につき3,000円以上で2,500円を割引します。また、個人旅行・団体旅行、プライベート・ビジネスを問わず利用が可能です。

  • 『もっとTokyo』の1回の旅行の宿泊上限は1人5泊
  • 利用回数にも制限がない

ため、何度もオトクに都内旅行を楽しむことができます。

また、『もっとTokyo』を利用した旅行の手続きも非常に簡易で利用しやすいものとなっています。
具体的には、『もっとTokyo』の対象となっている旅行商品を取扱業者(旅行会社・オンライン旅行会社・ホテルや旅館等の宿泊施設)に直接申し込めばOKです。

指定の条件をクリアしている旅行者ならば割引後の金額を支払えばよく、申請手続き・返金手続きなどは一切不要。
誰もがスムーズに利用可能な手軽な助成システムとなっています。

また、前回に引き続き『もっとTokyo』子供の上乗せ助成(プラス1,000円の補助)は継続。
18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある人(平成16年4月2日以降に生まれた人)が助成対象となるので、都内のお子様連れの家族旅行をさらに割引価格で楽しむことができます。

子どもだけのグループも対象ですが、システム上の都合から、非対応とする事業者もあるため、予約の際に確認を。

例えば、6,000円の都内旅行も、補助対象のお子様ならば、通常の助成の5,000円に加え、子供の上乗せ助成1,000円がプラスされるため、0円で楽しめることに。

ただし、『もっとTokyo』を利用するにはいくつか条件があるので注意が必要です。

『もっとTokyo』の利用条件

浅草 東京浅草 浅草寺 青空 赤

『もっとTokyo』は、その名の通り、東京在住の東京都民が、東京都内の旅行を楽しむことをサポートする事業です。

その条件として、

  • 予約時・実際の旅行時に東京都民であること
  • 宿泊旅行は、都内を宿泊地・目的地とする宿泊を伴う都内周遊の旅行であること、かつ6,000円以上の旅行であること
  • 日帰り旅行は、都内を目的地とする都内周遊の旅行であること、かつ3,000円以上の旅行であること
  • 令和4年9月1日以降に販売され、令和4年9月31日までに実施される旅行であること(宿泊の場合は令和4年10月1日チェックアウト分を含む)
  • ワクチン3回接種またはPCR検査等での陰性が確認できる書類を提出すること
  • 必要な証明書を予約時と旅行時(宿泊施設等でのチェックイン時など)に提出すること
  • 利用申込書を提出すること

があります。

『もっとTokyo』を利用するのにまず必要なのは、”都内在住であること”を証明できる証明書です。

具体的には、健康保険被保険者証・運転免許証・住民票・マイナンバーカードのほか、住民基本台帳カード・後期高齢者医療被保険車掌・国民健康保険高齢者受給証明書・介護保険被保険者証・小児医療証明証・障害者手帳・在留カードも証明書となります。

また、ワクチン3回接種済みを証明できるのは、予防接種済証・接種記録書・接種証明書・接種証明アプリ(デジタル庁)、それらを撮影した画像や写し(コピー)でもOKです。

PCR検査等の陰性が確認できる書類とは、PCR検査・抗原定量検査・抗原定性検査を受けた結果を証明する陰性証明(検査結果通知書)のことです。

その検査結果通知書には、

①受検者氏名、②検査結果、③検査方法、④検査所名、⑤検体採取日、⑥検査管理者氏名、⑦有効期限

の7つの項目の記入が必要です。

そして、PCR検査・抗原定量検査は旅行・宿泊開始日の3日前以降のもの、抗原定性検査は旅行・宿泊開始日の前日以降のものとなるのでご注意ください。

上記をまとめると、以下のようになります。

宿泊 日帰り旅行
対象期間 令和4年9月1日12時~令和4年9月31日

(宿泊は10月1日のチェックアウトも含む)

助成金額 1人1泊あたり5,000円

(1人5泊まで)

1人1回あたり2,500円
助成対象(税込) 6,000円以上の都内周遊の宿泊旅行 3,000円以上の都内周遊の日帰り旅行
必要書類
  1. 都内在住であることを証明する証明書
  2. ワクチン3回接種済みを証明する証明書、もしくは性であることを証明する証明書(期日に注意)
  3. 利用申込書

 

『もっとTokyo』利用時の注意点

東京風景 2020年1月 富士山と大都会

都民の都内旅行を補助する『もっとTokyo』は、お得に身近な旅行を楽しめるとてもオトクな事業です。
ただし、利用にあたっていくつか気を付けたい点があります。

【団体旅行は代表だけでなく一人ずつ確認】

団体の場合、証明書等は代表だけではなく、旅行に参加する人全員が提出する必要があります。
都民でない人、ワクチン3回接種済み証明書・陰性確認書類が提出できない人は割引対象外となり、補助が出ないのでご注意ください。

【宿泊施設を変えるとその都度 提示・確認が必要】

同じ宿泊施設に連泊する場合は2泊目以降の証明書等の提示・確認は不要です。
しかし、宿泊施設を変えて複数泊する場合は、各施設ごとチェックインのたびに提示・確認が必要となります。

【利用申込書は事前にDLして準備を】

都内在住を証明する書類・陰性を証明する書類に加えて必要となる『利用申込書』は『もっとTokyo』のホームページからダウンロードできます。
スムーズなチェックインのためにも旅行前にダウンロードして入力しておくことをおすすめします。

【早期終了するケースもあるので早めの申し込みを】

『もっとTokyo』は、各取扱事業者にあらかじめ配分した予算が消化され次第、終了となります。

前回実施時分の残予算(約33万泊分)と合わせて約100万泊分です。このうち、第1弾(6/10〜7/31)には約25万泊分、第2弾(9/1〜9/30)は約30万泊分を準備します。とてもオトクなキャンペーンのため、争奪戦が予想されます。
都内旅行を計画しているなら早めのお申し込みがおすすめです。

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