日本が新規感染者数世界最多に!日本で急増した6つの原因と海外の状況を解説

「直近の過去7日間で新規感染者数が最も多かったのは121万1381人の日本」というWHO(世界保健機関)の発表(2022年7月27日時点)に衝撃を受けた人も多いはず。

ワクチン接種者数も多く、マスク装着や三密回避など感染症対策を徹底しているのに…と拡大し続ける第七波に不安を抱いている方も少なくありません。



 

日本が世界で最多に!新規感染者数が国内で急増中

コロナウイルスの感染者数、重傷者数の推移を表したイラスト

第七波に見舞われている日本で新型コロナウイルス・BA.5の感染拡大が止まりません。

数字で見ると、2022年8月2日に新たに国内で確認された新型コロナウイルス感染者は、21万1058人。

47都道府県のうち、13県(山形・栃木・群馬・長野・静岡・岐阜・愛知・滋賀・山口・愛媛・高知・佐賀)で過去最多を更新するなど、全国各地でオミクロン株BA.5が猛威をふるい、医療現場のひっ迫や抗原検査キット・カロナール(解熱剤)の品不足、窓口業務の停止、バス・電車の運行本数減などあちこちで混乱が発生しています。

WHOが発表している直近の過去7日間の新規感染者数のレポートでも、日本は28日午前10時の確認時点で121万1381人と世界最多に。

ちなみに、これまでの日本の感染状況を『厚労省集計による国内感染者数(2022年8月2日午前0時)』で見てみると以下のようになっています。

国内発生 12,896,792人
チャーター便帰国者 15人
空港検疫 20,693人
感染者合計 12,917,500人
重症者数 464人 (+36人)
死亡者数 32,694人(+109人)
退院者数 11,049,714人

[clink url=”https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27190.html”]

新型コロナウイルス新規感染者数が日本で急増した6つの理由

Stop Covid 19 Coronavirus prevention icons handwritten typography lettering text line design colorful virus draw white isolated background banner

ワクチン接種者が多く、マスクの着用・三密回避・消毒などの感染症対策を徹底しているはずの日本で新型コロナウイルス新規感染者数が急激に増えたことに違和感や疑問、不安を抱いている人も多いことでしょう。

この状況で日本で新規感染者が増えている原因として考えられているのは次の6点です。

・冷房の使用により部屋の換気が不十分となっている

・暑さや熱中症対策でマスクの適切な着用が徹底されていない

・行動制限が出されず、夏休みのレジャー・旅行などで人と接する機会・人の移動が増えている

・過去に接種したワクチンの効果が下がっている

・強い感染力をもつBA.5への置き換わりが進んでいる(BA.2の約1.3倍強い)

・BA.5に免疫回避の性質がある

日本独自の気候や、強力な感染力・免疫回避などのBA.5特有の性質により、現在の日本で新型コロナウイルス新規感染者が増えてしまうのは仕方がない状況であるといえます。

新型コロナウイルス 海外の状況

感染症拡大イメージマップ

現時点で最も新規感染者数が多いのは日本ですが、海外でもBA.5による新規感染者数が急増しています。

WHOの同レポートによると、日本に次いで新規感染者が多いのは、アメリカ(85万6441人)・ドイツ(54万2459人)・韓国(50万9036人)、イタリア(47万3820人)となっており、日本と同様に新規感染者数が増えています。

ちなみに、厚労省集計の世界感染者数(2022年8月2日午後3時)を見ると、これまでの新型コロナウイルス感染者数は577,522,581人、死亡者数は6,402,521人となっています。

海外と比べて重症者数・死亡者数が少ない日本

コロナウイルスの感染者数、重傷者数の推移を表したグラフ

新規感染者数が世界で最も多いと聞くと不安に感じてしまいますが、私たちが重視すべきは感染者数ではなく重症者数や死亡者数です。

日本は新規感染者数こそ現在は増えていますが、その数に比べて死亡者数はそれほど多くありません。
事実、WHOの同リポートによれば、日本での同時期の死亡者数は438人でしたが、2番目のアメリカは2529人、次いでブラジルが1625人、イタリアが1019人となっており、新規感染者が日本より少ない国のほうが死亡者数が多くなっています。

感染者数が世界的にも多いことは危惧すべきことではありますが、必要以上に恐怖に駆られたり不安を抱く必要はないのです。
新型コロナウイルスの治療薬がまだ開発されていない現状、私たちにできることはこれまでとなんら変わりはありません。
これ以上感染者を増やさないように改めて感染症対策(三密回避・消毒・換気など)を意識して徹底しつつ、体調に異変があった場合は最適な行動で対応していくようにしていきましょう。

[clink url=”https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_62e1dadee4b07f83766bdaad”]

 

 

 

お買い物カゴ
上部へスクロール